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2016年08月26日

船底林道調査160821

16年8月21日(日) (曇のち)晴 UL=160826

160827下線部表現訂正 160827下線部内容訂正
160828下線部訂正

Mさんが鞍ヶ戸調査行の詳細を話してくれた。
下山ルートに納得がいかないようだった。

船底新道(林道)を通ったはずなのに、林道歩きがやたら長く、降りたところが猪の瀬戸林道でそこから鶴見岳の一気登山道に出て、西登山道に出合わなかったと言うことに。

何回となく通った船底新道、地震でどうなったかは私も気になっていたので行ってみたいと言うと、それじゃあ一緒にと言うことで今日の山行になった。

ルートマップ(国土地理院地図・カシミール3D使用)
ルートマップ編集.jpg

午前9時前にMさんの車で自宅発。
<01.猪の瀬戸登山口>
01.猪の瀬戸登山口DSC02564.JPG
9時半前に由布岳東登山口でもある猪の瀬戸登山口に着いた。
今日はしっかりログを取ろうとGPSをセットして出発。

<02.林道>
02.林道DSC02565.JPG
雰囲気のよい林道を上っていく。
鶴見岳西登山口で林道が左に折れると、早速崩れがある。
<03.西登山口広場><04.早速崩れがある>
03.西登山口の広場DSC02566.JPG
04.早速崩れがあるDSC02567.JPG

ダムの左をジグザグに登り、滑りやすい谷の左岸を上ると、ここにも小さな崩れが見られる。
<05.左岸を上る><06.小さな崩れ>
05.左岸を上るDSC02569.JPG
06.小さな崩壊DSC02570.JPG

対岸へ渡り、少し上るとヤブデマリの実が赤くなっていた。
<07.対岸へ渡る><08.ヤブデマリ?>
07.対岸へ渡るDSC02571.JPG
08.ヤブデマリ?DSC02573.JPG

10時半前に船底新道入口に着いた。小休の後、新道に入る。
早速落石が新道を覆っていて、間もなく最初の崩壊地があった。
<09.落石><10.最初の崩壊地>
09.落石DSC02574.JPG
10.最初の崩壊地DSC02575.JPG

<11.亀裂1>
11.亀裂1DSC02576.JPG
地面にはあちこちに亀裂が走っている。

<12.オニルリソウ?>
12.オニルリソウ?DSC02577.JPG
亀裂からも植物たちが生え、以前の崩落の堆積地と見られるところには別の植物の群落があった。ほっとする光景だ。

<13.キオンの群落><14.キオンの花>
13.キオンの群落DSC02579.JPG
14.DSC02581キオンの花.JPG

<15.崩れた岩壁>
15.崩れた岩壁DSC02583.JPG
その先の大きな岩壁も全面が小さな破片に崩れていた。

その直ぐ先で第2の崩壊地に出合う。
<16.第2の崩壊地><17.崩壊地を渡る>
16.第2の崩壊地DSC02584.JPG
17.崩壊地を渡るDSC02585.JPG

<18.第3の崩壊地>
18.第3の崩壊DSC02586.JPG
その先数分で第3の崩壊地。ずっと上の方から崩れが流れ落ちている。

<19.上を見る><20.亀裂2>
19.上を見るDSC02587.JPG
20.亀裂2DSC02589.JPG

<21.小さな鞍部>
21.小さな鞍部DSC02591.JPG
しばらく進むとほっとするような小さな鞍部があった。

<22.由布岳大崩>
22.由布岳大崩DSC02592.JPG
その先数分で木の間に西の展望が開け、崩壊が進んだ由布岳が見られた。

<23.大崩UP><24.美しい由布岳>
23.大崩UPDSC02593.JPG
24.美しい由布岳DSC02594.JPG

いくつかの小さな崩壊地を過ぎると、静かな新道が続いていた。
<25.小さな崩壊1><26.崩壊地を渡る>
25.小さな崩壊1DSC02595.JPG
26.崩壊地を渡るDSC02596.JPG

<27.小さな崩壊2><28.静かな新道>
27.小さな崩壊2DSC02597.JPG
28.静かな新道DSC02598.JPG

ほっとする間もなく、その先に今日最大の崩壊地が現れた。どうやってここを渡ろうか。
木の枝を潜り、足の置き場を考えながら、出口を目指して進んだ。
<29.第4の崩壊地><30.第4の崩壊地中心部>
29.第4の崩壊地DSC02599.JPG
30.第4の崩壊地中心部trimDSC02599.jpg

<31.なぎ倒された木々>
31.なぎ倒された木々DSC02600.JPG
途中上部を仰ぎ見ると、そこにはほとんど石はなく、落石が通過した跡だろう、地肌が露出し、木々が無残になぎ倒され、引きちぎられていた。
ここはこれ以上落石することはないと思われる。

おまけの大石を超えて進む。
<32.大きな石1><33.大きな石2>
32.大きな石1DSC02601.JPG
33.大きな石2DSC02603.JPG

その先は昔ながらの麗しの新道がつづき、やがて花の台への分岐についた。
<34.懐かしの新道><35.花の台への分岐に着く>
34.懐かしの新道DSC02604.JPG
35.花の台への分岐に着くDSC02606.JPG

<36.ガマズミ?>
36.ガマズミ?DSC02607.JPG
分岐を上っていくと、下で見た実より赤みの少ない実をつけた木があった。

<37.ここにもあった「定点観測」>
37.ここにもあった「定点観測」DSC02609.JPG
木陰の山道を登っていくと、赤池噴気口近くに多数あったあの杭が立っていた。

船底への分岐を分けると樹林を抜け、草原に出て、北の展望が開ける。
<38.船底への分岐><39.内山>
38.船底への分岐DSC02610.JPG
39.内山DSC02611.JPG

足元も分らない程深いカヤの中を南へ上ると花の台の標識の傍に着いた。
<40.花の台><41.鞍ヶ戸V峰の崩れ>
40.花の台DSC02613.JPG
41.鞍ヶ戸V峰の崩れDSC02614.JPG

陽射が暑いが、風があるので凌ぎ易い。ここで昼食を撮り、ゆっくり休む。

Mさんが鞍ヶ戸に行ってみないかと問う。
前月末に倒れたこともあり、今日まで体調を整えて、やっとここまで無事に上ってきたのに。
これ以上無理をして鞍ヶ戸の下りの途中で倒れでもしたら、万事休す。
それ程買いかぶってはいないので即座にお断りした。

往路を下る。山学会でこの近道を造ってから20数年か、なかなか趣のある山道になった。
<42.船底新道への案内板><43.山道の眺め>
42.船底新道への案内板DSC02616.JPG
43.山道の眺めDSC02618.JPG

花の台分岐から船底方面を振り向き、南へ戻る。
<44.分岐より船底方面><45.往路を戻る>
44.分岐より船底方面DSC02619.JPG
45.往路を戻るDSC02620.JPG

<46.崩れた防獣ネット>
46.崩れた防獣ネットDSC02627.JPG
谷の左岸を下っていると、シカ避けネットが崩れていた。

3時半ごろ下山。Mさんに自宅まで車で送って頂いた。

<エピローグ>
さて、Mさんの疑問は解決したか?:答えはNO.
船底新道を通る途中、何度もこんな所は通っていないと言った。
まるで狐につままれたようだと。
鞍ヶ戸ショックで、Mさんさえ、平常心を失ったのだろうか。

直ぐまた調査する気はないようだが、手がかりは一つだけある。
それはダムの近くで猪の瀬戸林道に降りてきたことだ。

そこを逆に辿れば、当日のルートが分るはずだが、
大変な悪路で、更に崩壊が進むと通れなくなるかもしれないと言うことだ。
いつか謎が解ける日もあるだろうから、無理はしなくても良いと思う。

Mさん、車での送迎有難うございました。

<ご注意>
ところで船底林道は普通に通れるのだろうか。
普通には歩けないので、禁止されたルートと同様に登山道としては使えないと思って下さい。

どうしても通られる方は自己責任の上、岩場用のシューズとヘルメットを使うべきです。
いつ上部から落石があるか知れないので充分な注意と見極めが必要です。


<所要時間>
◎アプローチ:39’ 【移動26’,休み13‘】
自宅発 8:54AM<3’>M車ST<28’(内立寄り約5’)>9:25AM 猪の瀬戸登山口着(準備8’)
◎往路:2:43’ 【移動2:25,休み18’】
猪の瀬戸登山口発 9:33AM<51’>船底新道入口(18’)<1:03>花の台分岐<31’>12:16PM 花の台着
◎花の台:49’ 【休み49’】
◎復路:2:30 【移動2:09,休み21’】
花の台発 1:05PM<26’>花の台分岐(5’)<13’>小休(3’)<9’>小休(2’)<17’>小休(7’)<14’>船底新道入口(4’)<50’>3:35PM 下山
◎帰路:28’ 【移動25’,休み3’】
猪の瀬戸登山口(片付け3’)発 3:38PM<23’>下車<2’>4:03PM 自宅着
◎合計:7:09 【移動5:25,休み1:44】

<装備>
◎ザック:5.9kg (水分2ℓ)
◎バッグ:80g
◎服装:KS長袖GR・山シャツ長袖・GZボクサークラシック・カジュアル長ズボン・山靴下・タオル日除け・由布岳キャップBL・(モンベルハット)
◎その他:モンベルTP(アルパインカーボンホワイトAS・S)


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posted by sanjin at 17:50 | Comment(2) | 由布・鶴見山系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月20日

クライマーMさんの鞍ヶ戸調査行

16年8月11日(木) 晴 UL=160820
画像に記号を添えました 160831画像縦横修正
160902修正4箇所(削除1:打消し線、追加2:太字、訂正1:下線)
知り合いのクライマーMさんが鞍ヶ戸に上り、崩壊の状態を調べました。
Mさんから写真の提供を受け、概要を聞きましたので、写真を中心に状況を報告します。
残念ながらGPSログはありません。


<調査行経過>
今日は山の日、久しぶりに由布岳に登ろうと、正面登山口に行ったが、駐車場は一杯で止めるスペースがなかったので、鶴見岳に登ることにした。

ロープウェイの駐車場に車を止めて、時間節約のためロープウェイで鶴見山上へ。山頂から鞍ヶ戸方面に向かった。馬の背に下る途中、鞍ヶ戸T峰の崩壊を撮影する。(11:46)
<01.鞍ヶ戸T峰UP編集>
01.鞍ヶ戸T峰UP編集 P8112114.jpg

実際に上った後で分ったことは、危険箇所は@とAの2箇所に分かれる。
@は通過困難なので、木の枝を頼りに左下を巻くが、容易ではない。
Aはガレ場の直登で、足場が不安定で危険を極める。
もう1人上ってきたが、危険を感じて途中から引返した。
<02.由布岳・鞍ヶ戸>
02.由布岳・鞍ヶ戸 P8112115.JPG
鞍ヶ戸や由布岳の崩壊が良く見える。
右に目をやると鞍ヶ戸全景や内山・伽藍岳方面も望める。

<03.由布岳大崩の崩壊><04.鞍ヶ戸全景>
03.由布岳大崩の崩壊 P8112116.JPG
04.鞍ヶ戸全景 P8112117.JPG

<05.内山方面><06.伽藍岳方面>
05.内山方面 P8112119.JPG
06.伽藍岳方面 P8112124.JPG


全体を見渡すため、赤池方面に下り(11:50-12:19)、噴気口直上から左の岩の台地に上る。
<07.噴気口><08.岩の台地>
07.噴気口 P8112129.JPG
08.岩の台地 P8112130.JPG

<09.内山方面>
09.内山方面 P8112133.JPG
しばらくはこの台地の上から周囲を撮影する。(12:21)
<10.鞍ヶ戸T峰><11.噴気>
10.鞍ヶ戸T峰 P8112135.JPG
11.噴気 P8112144.JPG

鞍ヶ戸T峰方面へ移動する。(12:27-13:27)
<12.鞍ヶ戸T峰へ><13.残置ロープ>
12.鞍ヶ戸T峰へ P8112147.JPG
13.残置ロープ P8112150.JPG

<14.T峰への登路>
14.T峰への登路 P8112155.JPG
核心は15m程のT峰への登路。
踏み跡のようなものが見られるが、実際には急斜面で浮石も多く、普通には登れない。
どちら側も崩壊がひどく、危険極まりない。

<15.左側の崩壊><16.赤とんぼ>
15.左側の崩壊 P8112156.JPG
16.赤とんぼ P8112157.JPG

<17.登路を振返る><18.東側の崩壊>
17.登路を振返る P8112158.JPG
18.東側の崩壊 P8112161.JPG

<19.南側の崩壊><20.鞍ヶ戸U・V峰>
19.南面の崩壊 P8112166.JPG
20.鞍ヶ戸U・V峰 P8112168.JPG

<21.T峰間近><22.途中の崩壊を振返る>
21.T峰間近 P8112170.JPG
22.途中の崩壊を振返る P8112172.JPG

<23.V峰に向かう>
23.V峰に向かう P8112173.JPG
T峰の山頂を踏んでV峰の向かう。(14:11)
ここの尾根は何とか歩けるが、右手に崩壊もあるので要注意。



<24.鞍ヶ戸V峰>
24.鞍ヶ戸V峰P8112176.JPG
V峰に着いて、周囲を見渡す。(14:34)
<25.内山方面><26.花の台方面>
25.内山方面 P8112177.JPG
26.花の台方面 P8112178.JPG

V峰を下って花の台に向かう途中で、T峰を振返ると北面の崩壊も進んでいる。(14:36)
<27.由布岳><28.鞍ヶ戸T峰北面を振返る>
27.由布岳 P8112179.JPG
28.鞍ヶ戸T峰北面を振返る P8112181.JPG

この後花の台を過ぎて、直進は船底への分岐を左へ。
船底新道途中に降りて左(南)に向かう。
途中4箇所崩壊地があったが、何とか通過できた。

最後に大規模な崩壊地があり、新道が消えていた。
行く手が分らないのでガレ谷を下って行くと堰堤の下で車の通れそうな立派な林道に出た。

10m程左でまた崩壊があり、手前を下っていくと20m程下に林道が見えたのでそこに下った。
その林道を左に辿ると一気登山道に出合った。
船底新道から長時間を費やしていた。

駐車場が6時に施錠されるので5時頃下山したかったが、一気登山道を下り、ロープウェイ高原駅に着いたのは既に午後7時10分。駐車場は施錠されていて、出られないので車中で一晩を過ごした。
翌朝は係りの方が早めに開錠してくれたので7時35分に出発して帰宅・出社した。


<報告者感想>
いやあ、鞍ヶ戸は通常登山ではしばらくは登れないようですねえ。
船底新道でも通れればよいのですが、安全確保の上、可也手を加える必要があるでしょう。

それにしても船底新道を下って行くと船底新道に続く廃道になった林道に出ると思うのですが、話によると全く別のずっと下の林道ようです。
崩壊が余りに激しく、この辺りに慣れているMさんさえ、山道の見分けが付かなくなり、いつの間にか西登山道を横切っていたのかもしれません。

ロープウェイ高原駅の駐車場は、上部草つきの部分が登山者に解放されていますが、通常朝8時に開錠、夕方6時ごろ施錠されるとのことです。
利用される方は午後5時までに下山することをお勧めします。


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posted by sanjin at 16:46 | Comment(0) | 由布・鶴見山系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月14日

一気登山道の現状

16年8月11日(金) 晴

8月6日に鶴見岳山中の旗ノ台⇔御嶽権現神社⇔鶴見岳頂上 (一気登山道)は十分な注意が必要ながら規制解除となりました。

しかし低地部の一気登山道は6月26日には見返り坂下で全面通行止めになっていました。
<01.全面通行止><02.山道路肩の崩落>
01全面通行止DSC02223全面通行止.JPG
05.山道路肩の崩壊DSC02519.JPG

山道から上の県道までは急崖で標高差約20m。
早急な復旧が待たれるが、それまでは車両行止地点から右に入り
マムシに注意して草深い左手の坂を上って県道に出て鶴見橋まで歩くしかないなと思った。
<03.路肩の崩落>
03.路肩の崩落DSC02226.JPG
その手前の市道右にも路肩の崩壊があった。


その後の様子はどうなっているだろうかと8月10日・11日に調査に行きました。
<04.堀田高速上の石碑>
04.堀田・高速上の石碑DSC02518.JPG
堀田温泉から高速上に上ると石碑があり、右折して上ると直ぐ市道路肩の崩壊場所だが、そこは復旧工事に入っていた。

<05.山道路肩の崩壊>
02.山道路肩の崩落DSC02224.JPG
しかし見返り坂下の山道取付きは手付かずで、全面通行止のままだった。
しかも崩壊も落石もずっと進んでいるようだった。
<06.全面通行止><07.崩壊と落石>
06.全面通行止DSC02522.JPG
07.崩壊と落石DSC02524.JPG

一気登山が来春なので、のんびり構えているのだろうが、山道の上も下も応急手当だけでは直ぐまた崩壊して仕舞うような危険箇所だと思う。本格工事で根本的な対策を打ってほしい。

もし来春までに山道が復旧しないならば、他のルートは作れるだろうか。
思いつくのは上に触れたルートを元にするもの。

堀田上の車両通行止のところを右(北)に行けば別府一周遊歩道ルート。
真直ぐ行かず、左手歩道を上れば左にカーブして県道11号線に出る。
見返り坂を過ぎて鶴見橋まで歩くのは長すぎるので、途中の左カーブのところにある「天地不動明王」の看板のところから、左に鋭角的に下りる車道がある。

そこを降りていくと、紅葉谷に下りられる。
車道を奥まで行って民家の敷地で行き止まる。
それで手前の紅葉谷の植林帯に接続道を作る必要がある。
ルート案は以下の通り。点線は未だない接続道。
ルートマップ(国土地理院地図・カシミール3D使用)
一気登山道迂回路案17編集.jpg

ごく初期の頃、紅葉谷に下りるルートは作られたことはあるようだが、既に草木に覆われているだろうから、作り直すしかないだろう。

帰りはせめてもの慰め、花で溢れいている堀田上手の集落で観察しながら帰った。
知らない花も多かった。
<08.?><09.?>
08.?DSC02531.JPG
09.?DSC02532.JPG

<10.ヤブラン><11.ノウゼンカズラ>
10.ヤブランDSC02533.JPG
11.ノウゼンカズラDSC02534.JPG

<12.百日紅><13. オシロイバナ>
12.百日紅DSC02536.JPG
13.オシロイバナDSC02537.JPG


<所要時間>
◎往路:36’ 【移動36’,休み-】
自宅発 6:19PM<1’>NB<9’>伊勢正<3’>西別府橋北<4’>県道生目神社<8’>堀田温泉下<3’>堀田・高速上<6’>車両行止<2’>6:55PM 山道取付着
◎山道取付:2’ 【休み2’】
◎復路:37’ 【移動37’,休み-】
山道取付発 6:57PM<6’>車両行止<5’>堀田・高速上<2’>堀田温泉下南<8’>県道生目神社<4’>西別府橋北<4’>伊勢正<7’>NB<1’>7:34PM 自宅着
◎合計:1:15 【移動1:13,休み2’】

<装備>
◎ザック:-
◎バッグ:サイドバッグ(ヘッドランプ・カメラ取り付け)
◎服装:FILAボクサー・カジュアルソックス(木)・KS長袖BK・トレランショーツ・ミズノアイスタッチ半袖
◎その他:モンベルACトレッキングポールAS(S)・由布岳キャップ・グラブBK・マスク


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posted by sanjin at 11:28 | Comment(0) | 由布・鶴見山系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月09日

山行時間簡易計算法160809

160811追加・下線部 160829文字訂正3箇所・太字部
1610113つの数式をMathJax表示で書き換えました。

山行計画を立てるとき、時間がどれくらいかかるかを見積もることは基本的重要なことです。
ここではいくつかの基本的な要素を用いて、山行所要時間を見積もる公式を求めてみます。

水平距離L(km),累積上り標高差U(km),累積下り標高差D(km) と平地歩行速度V(km/h)の時の山行所要時間をT(h)とします。

算出過程で身体活動の強度M(メッツ),エネルギー消費量を用います。
身体活動の強さは安静時を1(メッツ)として、その何倍に当たるかで表し、運動の種類ごとに数値が求められています。例えば座って安静にしているときは1(メッツ)、普通歩行は3(メッツ)に相当します。
安静時の酸素摂取量は体重1kg,1分当り3.5mℓ/kg/分,またエネルギー消費量は酸素摂取1mℓ当り0.005kcal/mℓになります。
従って1メッツ当りのエネルギー消費量は体重1kg,1時間(h)当り
 3.5mℓ/kg/分×0.005kcal/mℓ×60分/h=1.05kcal/kg/h
になります。
 Mメッツでは M×1.05kcal/kg/h
となります。
平地歩行速度4〜6km/hにおけるM/Vはほぼ一定で、平均値mは次のデータから
V(km/h)4.04.55.05.56.0
M3.03.43.84.24.7
M/V0.7500.7560.7600.7640.783

 m=0.763 と求められます。
M/Vの平均値を用いるとM/V=m
 これから M=mV
エネルギー消費量は M×1.05=m×1.05×V
従って平地を1時間歩行するときの体重1kg当りのエネルギー消費量は
(1) 平地歩行のエネルギー消費量=0.763×1.05×V=0.80115×V
≒0.801×V(kcal/時/kg)
となります。

鹿屋体育大学の山本正嘉教授によれば、
(2) 登山のエネルギー消費量(kcal)={1.8×歩行時間(h)+0.3×歩行距離+10.0×上り累積標高差+0.6×下り累積標高差}×{体重(kg)+ザック重量(kg)}
とされています。
これから直接山行所要時間を算出することは出来ませんが、これを参考に上りだけを考えて、山行所要時間を歩行距離と累積標高差によって算出する方法を考えてみしょう。
上りのエネルギー消費を水平歩行の移動に要するものと垂直方向の移動に要するものの和と考え、水平方向は(1)を流用し、垂直方向は(2)の上り標高差に要するエネルギーを適用します。その際着用している衣服や背負っているザックの重量は体重に含め、総重量=体重+荷重として、単位総重量当りのエネルギー消費量を求めると
(3) 上りのエネルギー消費量={0.801×L+10.0×U} (kcal/kg)
となります。
毎時のエネルギー消費量を登山と同じ装備での平地歩行時と同じ値だと仮定します。即ち平地歩行時と同じ運動強度で山を登るとすれば、上りに要する時間Tは
\[ T=\frac{0.801×L+10.0×U}{0.801×V}≒\frac{L+12.5U}{V}\tag{4} \]
となります。
下りについては、エネルギー消費量だけで所要時間を考えるのは現実的ではありません。それは下りで重要なのは安全速度を維持するためにブレーキをかける必要があるからです。
それで一般的に知られた、3/10勾配程度では下り時間は上り時間のほぼ2/3であると言う事実を用います。すなはちDの係数をk、D=U=0.3×Lとすれば
\[ \frac{L+kD}{L+12.5U}=\frac{1+k×0.3}{1+12.5×0.3}=2/3\tag{5} \]
これからkを求めると
(6) k7.2
となります。

以上から登山全体の所要時間は(休憩などは除いて)
\[ T=\frac{L+12.5×U+7.2×D}{V}\tag{7} \]
と求められます。
言葉の式に直しますと
(7)’ 山行所要時間
={水平距離+12.5×累積上り標高差+7.2×累積下り標高差}÷平地歩行速度

平地歩行時の重量(体重を含む)が山行時と異なるときはどうしたら良いでしょうか。
消費エネルギーも所要時間も重量に比例するので、重量の比
(8) k=(山行時の重量)/(平地歩行時の重量)
を(7)式、あるいは(7)’式のT、あるいは「山行所要時間」に掛ければよい。

いずれにしても平地歩行速度は山行時間と同じ時間歩ける速さです。

以上はあくまでも山行で単位時間に消費するエネルギーが平地歩行のエネルギーと同じであると言う仮定で求めたものです。人には個性があり、上り坂になると俄然頑張る人もいますし、逆に上り坂になると意気阻喪してペースダウンする人もいます。
また山道の状態は個別に異なります。歩きやすい道もあれば、手間取る道もあります。手入れされた平地の道とは可也異なっています。山本教授の公式はそれらの平均として求められたものだと思われます。

従って(7)式や(7)’式は自らの個性と登山道の状態をご考慮の上、所要時間の目安と考えて利用して頂ければ幸いです。


posted by sanjin at 17:22 | Comment(0) | 登山随想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月08日

石楠花尾根調査登山160731

16年7月31日(日) 晴 UL=160808

<アプローチ>
6月ごろMさんの提案で予定していた内山調査登山、やっと実現の運びとなった。
午前7時30分発、10分前から待機されていた松山さんの車で出かける。
相談の結果上るコースは石楠花尾根経由となった。
鶴見北谷の様子をよく知りたいと思っていたので、ベストの選択となった。
往きは堀田回り、登山口はヘビ湯上の大平山裏登山口で8時ごろ到着。

<往路>
ルートマップ(国土地理院地図・カシミール3D使用)
ルートマップ16edit.jpg

Mさんの先導で林道を上っていく。暗いが陽射がない分涼しくて快適。やがて林道終点から少し藪を分けると山道取付き。
大きなジグザグを何度か切って「明礬温泉へ」標識のある尾根鞍部へ上る。
<01.右への上り><02.左への上り>
01.右への上りDSC02428.JPG
02.左への上りDSC02429.JPG

<03.尾根間近><04.尾根に上る>
03.尾根間近DSC02430.JPG
04.尾根に上るDSC02431.JPG

<05.明礬温泉への標識>
05.尾根上の案内板DSC02432.JPG
尾根上には明礬温泉への案内板があった。

<06.内山への登路>
06.内山への登路DSC02433.JPG
尾根を右(西)へ、緩やかに上る。
<07.小尾根>
07.小尾根DSC02435.JPG
庭のような小尾根を上り下りして、本格的な上りの始まる基部へ。

気分を引き締めて上る。急斜面の手前で右手にフラットな道を見つけて辿るが、なかなか高度が上らないので、途中から松山さんの上る本道に向かう。昔から厄介な上りだ。尾根の先端のようなところに辿り着いて一休み。
<08.石橋尾根の列石>
08.石橋尾根の列石DSC02438.JPG
尾根を西に辿ると右手に列石が見られる。これは自然なのか人工なのか知らないが、962m標高点近くまで続いている。


標高点ピーク附近から下りになる。登山道は変化に富んでいて、荒々しい所ばかりではなく、安らぎに満ちてうっとりするような場所もある。今は地震の影響で地割れが出来たり、岩が動いたりで可也痛んでいる。
<09.岩の隙間>
09.岩の隙間DSC02440.JPG
鞍部を経て再び上りに掛かると、多分これも地震の影響で岩が動いて隙間の出来たところがある。

その上で左手に展望が開け、鶴見北谷の崩壊地が良く見えるようになる。地獄谷から本谷に掛けての崩壊は無残と言う他ない。
<10.地獄谷と左の岩壁><11.本谷の崩壊>
10.地獄谷と左の岩壁DSC02443.JPG
11.本谷の崩壊DSC02445.JPG

岩間の登山道を過ぎると、左に斜め岩がある。その基部は土が崩落していて、かろうじて木の根や草の根でぶよぶよの登山道が残されている。踏み抜かないように注意して渡る。
<12.岩間の登山道><13.斜め岩>
12.岩間の登山道DSC02447.JPG
13.斜め岩DSC02448.jpg

市街地から見ると石楠花尾根最奥に、三角形の「デルタピーク」(仮名)が見られる。
今はそのピーク直下に崩壊跡が見られる。
小さな崩壊地を過ぎると木の間にその崩壊跡が見られた。
<14.小さな崩壊><15.崩壊地(木の間から)>
14.小さな崩壊DSC02449.JPG
15.崩壊地(木の間から)DSC02452.JPG

実際に近づくと崩壊は大規模で、かろうじて山道は確保されているが、際どい所だ。
手前の屏風岩は健在で、そこから崩壊場所の上を注意深く横切る。
<16.屏風岩><17.崩壊地(横から)>
16.屏風岩DSC02453.JPG
17.崩壊地(横から)DSC02455.JPG

<18.デルタピーク附近>
18.デルタピーク附近DSC02457.JPG
あとは一登りで傾斜も緩やかになり、デルタピークのコナラの林が美しい平頂に出て長い休みをとった。

そこで私のザックが開いていることに気付いたので、後から行ったら落し物をしても気付かないと思ってトップを交代してもらった。
デルタピークから内山への最後の上りに掛かる。内山まで1時間余りだろうか。
五十肩が治り、腕の動きが回復したので、岩を掴みながら快適に登って行った。


目が覚めると松山さんが扇いでくれていた。そのお陰で息を吹き返したようだ。しばらくそのままにしてゆっくりと起き上がるが、脚が攣りそうになる。水分を摂って、ストレッチや撫擦をすると何とか収まる。便意を催したので用足しをして、フラットなピーク状のところだったので、シートを敷いてしばらく眠らせてもらう。

<復路>
しばらくして目覚めたが、すっきりとした気分ではない。片付けて、「さあ上ろう、ゆっくり行くで」、と言って歩き出すが、どんどん下って行く。しかも内山とは反対の方向へ。いつか反転して内山の方に向かうのかと思ったら、上りに見覚えのある中央が朽ちた倒木が横たわる段差のところに来て、下っていることに気付いた。実は上ってきた方に下っていた。松山さんは私が「下ろう」と言ったと言う。「これだけの事になって上ろうはない」とも。
私の勘違いは倒れ方の勘違いで起こった。仰向けに倒れたと言われたので、そのまま後ろ向きに倒れたと思っていたら、事実は可也複雑。「アーッと声を上げて、ストックで体を支え、回転して仰向けになって倒れた。何かに躓いたのかと思った。」と言うことだった。また倒れているときは息をしていないようだったし、熱中症かも知らないと思われて、扇いで回復を図られたとのこと。そのお陰がなければこの世ともお別れだったかもしれない。先週の猪の瀬戸作業で熱中症になりかけて午後の作業を中止したのだが、その影響が残っていたのかもしれない。
ストックを右手に持っていたので多分左回りに倒れたのだろう。ザックを下にして進行方向に倒れていたのだ。今回もザックのお陰で怪我はなかった。左膝に軽い擦過傷があったが、他のどこかで擦れたのだろう。ただ単純に倒れたのでない証拠に、眼鏡が外れてフレームが変形し、レンズも外れていた。また進行方向はやや下りになっていたので貧血だとすれば、これも回復を早めたのかもしれない。前回はやや上り勾配で倒れて目覚めた際、とても気分が悪かった。

 思えば朝から珍しく体調が悪くて食欲がなく、何とか少しだけ食べたのだが、歩いているうちに回復して、五十肩が治って腕が動くようになっていたので、嬉々として岩場を登っていたら、限界が来たことに気づかなかったようだ。
 これからは体調の維持に努め、万一無理だと思ったら当日でもドタキャンする勇気を持ちたい。
 また水分は1ℓ持っていたが、水分消費の少ない私でも不足気味に思われたので、真夏の今は2倍くらい持っていたほうが安心だと思った。
<石楠花尾根の象徴「傾き岩」>
100709石楠花尾根の象徴「傾き岩」.jpg
ただ少し上にある石楠花尾根の象徴とも言える「傾き岩」はどうなっているだろうか。
6年前にはあったのだが、健在を祈るのみだ。



下りには鶴見の北谷全体が見晴らせるところがあった。そこから見る左端の滝谷は原形を留めないほど崩落していて主要部は急斜面のガレ谷状で、最早遡行の対象にはならないのではないかと思った。
<19.北谷全景><20.地獄谷〜鞍ヶ戸>
19.北谷全景DSC02458.JPG
20.地獄谷〜鞍ヶ戸DSC02459.JPG

<21.コバギボウシ?>
21.コバギボウシ?DSC02460.JPG
足元にはほっとするような草花。

その後デルタピーク下やその他の崩壊跡や見て、不安定な足元に気を配りながら下った。
<22.崩壊地(上から)><23.岩場の崩壊>
22.崩壊地(上から)DSC02461.JPG
23.岩場の崩壊DSC02462.JPG

<24.鞍部より(振返る)>
24.鞍部より(振返る)DSC02463.JPG
2つのピークの間の鞍部に着くと気持ちの良い風が吹いていた。
ここは市有林、しばらく休息をとった。

<24.5市有林標><25.鞍部より(行き先)>
24.5市有林標DSC02464.jpg
25.鞍部より(行き先)DSC02465.JPG

<26.石橋尾根ピーク>
26.石橋尾根ピークDSC02466.JPG
962m標高点を確認して往路を戻り、4時前には登山口へ。


<帰路>
登山口から車で家まで送ってもらった。

<お願い>
このコースは8月8日現在、入山は許可されていません。
入るのは自己責任です。
デルタピークの崩壊は激しく、登山道は限界に近いです。
今後の雨で洗い流されて消失してしまうことも考えられます。
安易に近づかないことをお願いいたします。

<謝辞>
松山さん、介抱して下さり有難うございました。
私の体調不良で目的を達成できず、申し訳ありません。
車での送迎お世話になりました。

<所要時間>
◎アプローチ:37’ 【移動30',休み7’】
自宅発 7:30AM<2’>自宅前<M車28’>8:00AM大平山裏登山口着(7’)
◎往路:3:20 【移動2:29,休み51';2.7km, +775m/-97m】
大平山裏登山口発8:07AM<林道15’>山道取付<13’>明礬分岐(6’)<28’>尾根先端(16’)<10’>石橋尾根ピーク附近<4’>鞍部<37’>デルタピーク(29’)<42’>11:27AM小ピーク(到達点)
◎小ピーク:1:59 【休み1:59】
◎復路:2:31 【移動2:00,休み31’;2.6km,+86m/-674m】
小ピーク発 1:26PM<24’>デルタピーク通過<25’>鞍部(12’)<
19’>石橋尾根ピーク<8’>尾根先端(11’)<23’>明礬分岐(8’)
<9’>山道取付<12’>3:57PM裏登山口着
◎帰路:24’ 【移動17’,休み7’;6.4km, +25m/-432m】
裏登山口着3:57PM(3’)<松山車17’>自宅前<4’>4:21PM自宅着
◎合計:8:51 【移動5:20,休み3:31】

<装備>
◎ザック:マウンテンダックス soker 28
◎サイドバッグ:モンベルバッグ
◎服装:グンゼボクサーブリーフGR・ニッカホース薄手GRBK・モンベルKS長袖GR・モンベルトレイルショーツ・ノースフェイス長袖上着・由布岳メッシュキャップDB・モンベルゴアハットGR
◎その他:モンベルアルパインカーボンアンティショックS=TP


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posted by sanjin at 14:30 | Comment(0) | 由布・鶴見山系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする