2021年01月03日

石橋尾根201213

20年12月13日(日) 曇

ルートマップ(国土地理院地図・カシミール3D使用)
ルートマップ3scale.jpg


<(1) 大平山の眺め>
(1) 大平山の眺めDSC08166.JPG
今日は曇り空のもと大平は穏やか。

近道下で上を登る女性の登山者がいた。
中々追い付かない。
近道上でストックを出して、上って行くが、やはり追いつかない。
AT3辺りで道を譲ってくれたので先行した。

<(2) 山頂石>
(2) 山頂石DSC08170.JPG
山頂に上る。

手前の石の上で休んでいると、上って来られて「軽やかに上りますねー、折り返しますか?」
「いえ、北登山口まで下って尾根を石楠花尾根方面に上ります。」
「私も石楠花尾根方面に上ります。」
「どこかでまたお会いするかもしれませんね。」
「そうですねえ。」

北登山口で車を停めている人がいた。
「パンクですか」というと、「いいえ。」
タイヤの交換をしているらしい。
「この尾根を上ります。」というと、「この近くはスーパーボランティア(ご本人はそう呼ばれることを好まないが)の尾畠さんがあちこちにテープを付けたり、ロープを付けたりしている」という。

ロープにはゴルフボールも付けているそうだ。
「兎落しにもゴルフボールが付けたロープがある」と言うと、「あそこも尾畠さんが付けた」という。
尾根に取りつこうとすると上方に早速垂れ下がったピンクのテープが見えた。
戻ってその人に聞くと、それは尾畠さんが付けたのだという。

尾根を上り始める。最初のテープまではジグザグを切って上る。
それからしばらくして右の支尾根に導かれる。
右下の方にもテープが見える。別の登り口もあるのだろう。

支尾根はその後、左の尾根と一つになる。
はっきりした道はないが、踏み跡を拾っていく。

<(3) 尾根は一つになる>
(3) 尾根は一つになるDSC08172.JPG
さらに上っていくと3つの尾根全部が1つになり、テープはなくなる。

<(4) 石塁が始まる>
(4) 石塁が始まるDSC08173.JPG
尾根は次第に痩せてきて、傾斜が緩くなると石塁が始まる。

石橋尾根のピークから石塁が伸びているのは知っていたが、下の端を今確認できた。

石塁の左手を上っていく。
<(5) 石塁の左を歩く><(6) 通り難い所もある>
(5) 石塁の左を歩くDSC08175.JPG
(6) 通り難い所もあるDSC08176.JPG

<(7) 石塁の上を歩く>
(7) 石塁の上を歩くDSC08177.JPG
灌木で歩きにくいところは石塁の上に乗る。

一か所岩のような大きな石塁があったが、そこは大きく左を巻いて上る。

<(8) 尾根がやせてくる><(9) 足元が荒れてくる>
(8) 尾根が痩せてくるDSC08178.JPG
(9) 足元が荒れてくるDSC08179.JPG


更に傾斜が緩やかになり、テープが現れて本登山道に合流する。
<(10) 山頂が近い><(11) 登山道のテープ>
(10) 山頂が近いDSC08180.JPG
(11) 登山道のテープDSC08181.JPG


上る途中GPSの電池切れで交換したが、予備の電池も残量が低い。
小まめな交換で何とか凌いだ。

平らな山頂部の一番高い所を探すと石橋尾根ピークの標高点を示すと思われる石柱があった。
<(12) 山頂付近><(13) 標高点の石柱>
(12) 山頂付近DSC08182.JPG
(13) 標高点石柱DSC08183.JPG


この標高点は整数表示なのに標石がある点は大障子岩と同じだ。

<(14) 標石への入口>
(14) 標石への入口DSC08184.JPG
少し手前から入ると標高点まで行き易い。


石橋尾根のピークまで続く石塁、最初は土地の境界を示す人工のものと思っていたが、
岩と言えるような大きなものもあり、地図上で測ってみると全長は400m余り。
とても人手ではできないと思った。


考えてみると:
―かつて鶴見岳の噴火によって夥しい噴石がこの辺り一帯に降ってきた。
斜面や傾斜のきつい尾根に落ちたものは、大部分落石した。
あるいはその後浸食が進んで、洗い流されるように落ちて行った。
緩やかな尾根に落ちたものだけ、どちらにも落ちずにそのまま残留し、落ち着いた。―
という想像はどうだろうか。
一般に山頂辺りに石が多いのも地形が平らなのが原因だろう。


帰りは登山道を下る。
今の時期、木は皆落葉しているので道が分かりにくい。
また以前より大分荒れている模様。
いつの間にか身窄らしくなった尾根の肩に着いた。

そこからは急な下り斜面が待っている。
何方かが、直降気味にロープを付けてくれていた。
それを頼りに何とか鞍部まで下った。

鞍部からまたテープ(これも尾畠さんが付けたというテープと同じスタイルだった)に従って、北登山口からの山道に出て、尾根に上り、大平山山頂から往路を下った。

<(15) 山頂から市街地方面><(16) 急坂から市街地夕景>
(15) 山頂から市街地方面DSC08185.JPG
(16) 市街地夕景DSC08186.JPG




「石橋尾根」と言う名前はあの長い石塁を石橋に見立てて付けられたものではないだろうか。
元々石橋尾根とは石橋標高点から大平山に向かう尾根ではなく、
北(裏)登山口に向かう尾根を指していたのだろう。

しかし裏登山口はメジャーなものではないので、この尾根はあまり登山には使われなかったと思われる。
尾根道はピークから下っていくと石塁のある辺りは明確だが、その先は登山道と言える状態ではない。
そして尾根の名前もいつの間にか大平山に向かうものを指すようになったものと思われる。

何れにしても、石橋尾根ピークまでの所要時間は桜の園南登山口からは約2時間、
裏登山口から尾根を辿ると約1時間半、
しかし登山口までの距離とルートの快適性の差で、尾根を直登するルートが大平山越のルートに勝るとはいえない。

尾畠さんもこの尾根を本格的なルートとして開拓するのを断念したのかもしれない。
そう言えば、尾畑さんが付けたと思われるテープは未だある。
先述の鞍部から裏登山道に合流するルート、
それから裏登山道を少し下った所から奥に入ったところにあるテープ。
後者はどこに向かうのかは未確認。次の機会に調べてみたい。


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posted by sanjin at 18:16 | Comment(0) | 大平山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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